episode 3「魔法使い」

魔理沙「ヴァル図書館って紅魔館って図書館まであんのかよ。どんだけでかいんだよ。」

???「ふっ!」

私は咄嗟に前に大きく飛んで振り返る。すると、さっきまで私がいた所を剣が斬っていた。
服は私と似た白黒、鮮やかなピンク色の髪頭から小さな羽が生えている。

魔理沙「悪…魔?」

???「小悪魔、私の名前です。」

ふーん、面白い。
私は、ポケットから丸い物を取り出すと小悪魔に向け大きく放物線を描くように投げた。

小悪魔「そんな物」

そう言って小悪魔は私が投げた玉を空中で切断した。

魔理沙「物って、そう易々と斬らない方が良いゼ?」

その直後、玉から黄緑色の粉がパッと小悪魔に降り注ぐ。

小悪魔「くっ、何これ?体が痺れ…て」

魔理沙「じゃあな…私は急いでるからな」

私は、ポケットからミニ八卦炉を取り出す。

魔理沙「恋符・マスタースパーク」

小悪魔「え?」

???「大丈夫?こあ?」

魔理沙「ゲッ!マジかよ!」

紫色の髪、三日月のようなものがのった帽子、手には本をもっている。

魔理沙「誰だ?」

???「私は、ヴァル図書館の主、パチュリーノーレッジ…」

パチュリー「フロギスティックレイン」

魔理沙「くっそー」

私は、パチュリーから出される弾幕を避けると、もう一度マスパは撃った__がパチュリーが呪文を唱えるとパチュリーの前に巨大な盾が出現し、私のマスパを防御、し終わるとすぐに新たな弾幕が襲いかかる。

魔理沙「くそー、防御から攻撃までが早すぎる」

私は咄嗟にミニ八卦炉の残量を確認した。

___残り3回…か___

無駄撃ち出来ないな。

パチュリー「火符・アグニシャイン」

私は、パチュリーの火球を避けきると。

魔理沙「鏡符・ミラーワールド」

パチュリー「何?鏡?」

魔理沙「恋符・マスタースパーク」

パチュリー「アレ?もしかして、外し………てっまさか!」

魔理沙「この鏡って、飛び道具の攻撃力を倍にするんだよ。
一回反射したら2倍、2回目4倍、8倍、16倍、32倍って感じにどんどん強くなっていくんだよ。」

そう私が話す間も鏡に反射し続ける。

パチュリー「チッ!防御」

魔理沙「無理だよ。…………じゃあな。」

パチュリー「ムキューー」

影菟と霊夢は大丈夫かな?