episode 1

??「…と、ねぇ!影菟!」

目を覚ますと俺は布団の上に横たわっていた

影菟「う、うーん、ここは?」

??「ここは博麗神社」

影菟「はくれいじんじゃ?」

まるで聞き覚えがなかった。

影菟「博麗神社って何だよ。ってかお前誰だよ。」

??「誰って………ね、ねえ、あなた、自分の名前言える?」

影菟「勿論、俺は…アレ?俺は…誰だ?」

俺の名前は何だ?俺は誰だ?そもそも今、俺に話しかけているあの巫女は何者なのか、何も、覚えてない。

??「ねぇ、貴方記憶って」

影菟「だめだ。何も、覚えてない。……思い出せない。」

俺がパニックになる寸前、巫女が俺と巫女の関係やら何やら説明してくれた。

影菟「つまり、俺の名前が博麗影菟で、あんたが博麗霊夢、で、俺と霊夢は双子で俺がその兄で霊夢が妹か、…だめだ!全く思い出せない」

霊夢「大丈夫、分からない事があったら何でも聞いてね。…あ、影菟、あなたの能力って…」

影菟「ああ…ああ…覚えてるぞ。」

__が、なぜそこだけ覚えてるのか少し不安になるが、無理矢理首を振ってその不安を振り払う

霊夢「そう言えば、影菟、あなたがこうなった理由って………うっ、うっ、」

影菟「おい、いい、…大丈夫、きっと、きっと、思い出すから。」

霊夢「うぐっ、うっ、ごめん、私が泣いちゃて、本当は私が慰めないといけないのに…ごめん…。」

大粒の涙を流しながら横たわる俺に泣き崩れる

影菟「すまないな、霊夢、心配させちゃったて…本当にすまない…」

俺はこれ以上話せなかった。悲しませたくなかった、俺を心配してくれる人を…