Episode 4「完全で完璧なメイド」

霊夢「何?このばかでっかい部屋」

不意に背後に気配を感じて飛んで来た何かを大幣(おおぬさ)で弾き落とす。
飛んで来た方向を見ると………女性がいた。
銀髪で、青と白のメイド服、頭にはカチューシャを着けている。

霊夢「あんた、誰?」

??「私は、この館のメイド長、十六夜 咲夜(いざよい さくや)と申します。

霊夢「メイド長だったらここの館の道分かるわよね。ここの主に会いたいのだけど……」

咲夜「……………………お嬢様の命令はこの館に入った三匹のネズミ(鼠)を退治することなので………………」

咲夜がそう言った直後、咲夜が消え、私に向かって無数のナイフが飛んで来た。
私は、ナイフを大幣で払い落としながら避けた。
凄いのはナイフを投げる早さだ。何の予備動作もなく数十本のナイフを投げるなんて普通は無理だ。

咲夜「幻像 ルナクロック」

咲夜以外の時間が止まった

咲夜「一撃で決める! メイド秘技 殺人ドール」

巫女の四方からナイフの雨が降り注ぐ
_____瞬間肩に痛みが走る______
_____時は動き出す______

咲夜「__っ!えっきっ消えた?」

さっきまで、いや、蜂の巣になるはずの巫女が、消えていた。

咲夜「くっ、どこにっ………なっ、う、うそ」

私は、咲夜の目の前に立ち

霊夢「終わりよ、メイド長さん
火符・虹色の伝説」

炎の弾幕に咲夜は消えていった………