Episode 11 「破壊の吸血鬼」
???「ワタシ、フラン、イッショニアソビマシ
ョ」
影菟「いいいやいや、俺は遊びたくないんだけど」
フラン「…レーバテイン」
フランの手に炎の大剣が現れた。
フラン「フォーオブアカインド」
影菟「えーマジかよこれ」
なんと、フランが四人に分身したのだ!。
____これじゃあ四対一、分が悪すぎる____
フラン「禁忌・グランベリートラップ」
影菟「グァ、がはっ(だ、ダメだ弾幕の数が多すぎ
る。……あいつらも斬りかかって来るから防ぎ
きれない」
__ズバッッ、ズバッッ、ズバッッ、ズバッッ__
四体の炎の大剣が俺の体を捉えた。
____ドゴーーーーーーーン____
俺は部屋の端から端まで吹っ飛ばされた。
影菟「グアッッ…はぁ…はぁ……はぁ…はぁ…グッッ、
ま…まずい」
???「影菟様」
そんな声と共にフランが止まった、……いや、俺と銀髪メイド以外の全てが止まった。
影菟「はぁ…はぁ…あ、貴方は?」
???「私は、十六夜 咲夜です。今は貴方と私以
外の時間を止めています」
影菟「そ、そうか、はぁ…はぁ…取り合えず助かっ
た、ありがとう」
咲夜「あの…話したい事が」
影菟「はぁ…はぁ…なんだ」
咲夜「あの…妹様は…多分別人かと」
影菟「そうか、俺も薄々そんな気がしてた、あ
っ!」
咲夜「どうかしました?」
影菟「もしかしたら、偽物の紫の件と関係があるか
もしれない」
咲夜「と、言いますと?」
影菟「別人、フランじゃない別のヤツがフランの体
を乗っ取ってる、そういうことだ」
咲夜「……妹様は幼女に見えますが、私以上の力を
持っていますからあり得ないかと」
咲夜はそう言っているし、俺もフランと戦っている
のでそれはわかる___が。
影菟「だがな、幻想卿の最古の妖怪、八雲 紫も操
られていたぐらいだ…はぁ…はぁ…フランも操
られていると思った方が良い」
咲夜「……分かりました、そろそろ動きます………気
をつけて」
影菟「なんだ、一緒に来てくれないんだ」
咲夜「はい、私の力じゃ歯が立ちません……すみま
せん」
影菟「大丈夫、……………ここから少し離れとけよ…危
ねーから」
咲夜「はい、妹様を頼みます……健闘を祈ります」
影菟「ああ、任せろ、」