Episode 7「ナイトメア憑依」

影菟「ナイトメア、憑依」

紫「なっ、すっ、姿が」

そう、俺の姿が変わった。右手、右腕が氷の様になり、左目は、炎をまとっている髪も黒髪から黒髪に赤、青、黄色が少し混じった様になっている。

影菟「出すなら今のうちだぜ、『八雲紫(やぐもゆかり)』」

紫「くっ、どうして」

影菟「戻ったんだよ、記憶がな、…少しだが」

影菟「殺す」

紫「出来るものならね♪」

影菟「あっそっ…いくぞ!『相棒』!」

ナイトメア (ああ…盛大にな)

俺は手を一振りして氷の槍を五本作り出すと紫めがけて一直線に飛ばした。

紫「フフフ、こんなもので、って防御魔法が…効か
ない!」


影菟「終わりだ!氷府・喰らい尽くす乱射魔」

ナイトメア (流府・ワンダーガトリング)

俺が作り出す氷の大剣とナイトメアの弾幕が紫めがけて降り注ぐ。
俺がナイトメアを憑依させている時にしかできなくて幻想卿の中でも俺達にしか出来ない事。
『スペル同時発動』

技が終わると俺達は元居た紅魔館の門の前に居た。

影菟「憑依、解除…………………っと……ありがとな、
ナイトメア」

俺の隣に出てきたナイトメア一言。

ナイトメア「………良かったな………」

影菟「全く、お前女だろ、もうちょっと女っぽい言
葉使い出来ないのかよ」

ナイトメア「無理だな」

俺達がそう話し合っていると、美鈴が目を覚ました

美鈴「あれ?影菟さんじゃないですか。………入らな
くていいんですか?」

影菟「入りたいのは山々何だが……道に迷いそうで
な」

美鈴「そう……ですか。………あなたは?」

ナイトメア「申し遅れたな、私の名はナイトメア、
氷を操る者だ」

美鈴「何か、影菟さんと一緒に来ていた赤い巫女さ
んと似てるような………」

影菟「んまぁ、霊夢と似て非なるって感じかな」

美鈴「は、はぁ」

ナイトメア「そういえばだが、名前は?」

美鈴「あっすみません。私の名前は、紅美鈴です」

ナイトメア「美鈴といったな………道案内をしてくれ
ないか?」

美鈴「そう言われましても、私の仕事は門番ですか
ら……ここを離れる訳には………」

影菟「そうか………だったら、流府・ワンダーガトリ
ング」

そう言って門を破壊した。

影菟「これで門はなくなった、つまりは、もうお前は仕事が無くなった訳だ」

ナイトメア「そう言うことだ、道案内、頼むぞ」

美鈴「……分かりました………凄いことしますね」

影菟「んまぁな、道案内宜しく、美鈴ちゃん☆」

美鈴「キモいです」

ナイトメア「キモいぞ影菟」

影菟「ボケただけだってのに…」

美鈴「だとしてもです」

ナイトメア「だとしてもだな」

影菟「俺もう泣きたいよ」