Episode 6「スキマ妖怪」

影菟「ここ、どごだ?」

???「よく私の大魔法食らって生きてたわね」

影菟「お前、誰だ。…ここはどごだ」

???「まぁそうカッカしないで、私は『貴方の記
憶を奪った人』よ」

影菟「なっ、い、今、何て?」

???「貴方の記憶を奪った人って言ったの」

影菟「どうして、何で?何で俺の記憶を奪った!」

俺のヤツに思い切り怒鳴った…がヤツは顔色一つ変えずに。

???「元々は貴方を消すために撃った魔法なんだ
けど……後ちょっとってところで博霊の巫
女が来ちゃたのよ」

影菟「霊夢が?」

???「ええ、まっ博霊の巫女も殺せそうだったん
だけど」

影菟「…コ…ロ…ス」

???「ふーん」

影菟「殺す、殺す、絶対殺す!」

俺はスキルネイルを発動させ、あいつの体に俺の斬撃を叩き込むつもりだった__が、動かない。体が見えない鎖に拘束されたみたいに。

影菟「お前何をした!」

???「ちょっとした拘束魔法よ」

影菟「クソッ、クソッ、放せ!」

ふと俺の中で霊夢に似た声が聞こえた。

??? (助けてやろうか?)

影菟 (お前は…)

??? (私の名は『ナイトメア、氷を操る者だ)

影菟 (どうして…俺を助けようとする?)

ナイトメア (記憶が戻れば分かるさ)

影菟 (分かった、記憶を戻す方々を考える、)

???「さて、どうするの?私を倒さない限りここ
から出られないわよ」

考えろ!考えろ!俺!どうやれば考えろ!考えろ!
______________________!
もしかしたら、いけるかも!

影菟「なあ、『紫(ゆかり)』決着をつけるぞ」

紫「いいわよ、………!どうして私の名前を」

影菟「………ナイトメア、憑依」

ナイトメア (思い出したか……いくぞ!)

影菟「………ああ……いくぞ!」