アイツらは?紅魔館メンバー三度目
カゲト「はい、皆さんこんにち………あれ?アイツらは?」
???「あの人達なら、」
カゲト「オワッ!」
ズバンッッッ!
???「あややややや!竹刀ですか、危ないですね」
カゲト「お前誰だよ、いきなり来んなよ、心臓止まるかと思ったぜ」
???「あやや、すみません、申し遅れました、私は、射命丸 文(しゃめいまる あや)です」
カゲト「ハ、ハア、俺はカゲト、漢字だと影兎、宜しく、………えっと文と呼んでも?」
文「良いですよ、文と呼んで、で、本題に入ります」
カゲト「アッハイ」
文「レミリアさん達は今日来ませんよ」
カゲト「………まぁ、そんな事だろうと思った」
文「って事で私が来ました」
カゲト「何でだよ!」
ブン!ズバン!ズバァン!
文「あややややや!危ない、危ないですって!カゲトさん!」
ズバァンッッッ!!!
文「グヘッ………」
バタッ
カゲト「あっ、気絶した………竹刀だからって力入れすぎた、ってか来ないんだったらレミリアから俺に言ってくれよ、そしたら俺もこれ休めたのに」
カゲト「文ァ~起きろォ~………起きないか、まぁ、今回はここまで、次回もお楽しみに!」
文「…………………………」
Episode 20 「忍者登場!」
影菟「ん~~~~~♪」
五月六日朝六時半、まだ外は薄暗い。
俺は冬の冷たい空気を思いっきり息を吸込み、眠気を追いやると、朝ごはんの支度へ___
影菟「黒氷符・ダークネス フローズン!」
キン! キン!
いきなり背後から飛んで来るものを二回の斬撃で叩き落とす。
俺の足元に突き刺さる物を見ると『クナイ』だった。……でも、何でクナイが……
影菟「何者だ!投剣符・ロイ!」
俺は草むらに向かって15㎝程のばかでかい投剣用の短刀を投げた。
ざさっと音を立てて俺の前に現れたのは剣道着姿の青年だった。
???「俺……は忍ぶ……者、お…前、博………麗影菟だ…な」
影菟「ああ、まぁ正確には、博麗じゃないが、まぁ影菟ってのは俺の事だか」
???「貴……様を殺…すため………にこ…こに来…た」
影菟「お前、操られてるな?」
俺には分かった、アイツが操られてることが………
???「投……符・忍…」
四方八方から大量のクナイが飛んで来た。
影菟「うっ、いきなりかよ!斬符・エターナルスラッシュ」
剣でクナイを叩き落とすが、全ては防げず腹にクナイが刺さる。
影菟「グッッ」
刺さったクナイを抜くと腹部からかなり出血していた。
???「ちっ、次…で決……める」
「投符・大忍」
さっきの技の強化版なのか、クナイに加え手裏剣も一緒に飛んで来る。
影菟「ッッッ!」
俺は、避けきれなくて致命傷だけ避けているので、足や、腕から大量に出血する。
???「そ…のク……ナイや、手裏剣……には毒を…塗ってい…る、持って10…分だ…ぞ…」
影菟「マジかよ(だったら全部致命傷じゃねーか)」
???「終……わり…だ、投…符…・大……忍」
影菟「(ま、まずいこのままだと)殺られる」
霊夢「夢符・夢想封印」
聞き慣れたスペルカード詠唱と、共に虹色の弾幕が俺の周りに降り注ぎ、大量のクナイと手裏剣が消えていた。
霊夢「影菟!大丈夫!すごい出血じゃない」
影菟「ああ、で…も毒の…付い…た武器の攻……撃食らった……から、ゲホッ…ゲホッゲホッ、もう…長く…持た…ない」
霊夢「分かったわ、じゃあ一撃で決めるわよ、二重結界」
そうスペルカード詠唱すると忍が結界に閉じ込められた
???「くっ、だせっ!、だせっ!」
霊夢「影菟、行くよ!」
影菟「あ…あ、分かっ…た!」
霊夢「夢符・夢想封印」
影菟「ダーク……ネスフ……ローズ…ン!」
???「おのれ博麗ェーー」
影菟「終……わった…………な」
その言葉を最後に俺の意識が途切れた。
紅魔館メンバー(もうしたくないよー……痛いから)
レミリア「始まりました、はい、………」
カゲト「や、やっと放してくれた」
美鈴「はい!質問です!」
カゲト「はいなんですか?」
美鈴「影菟さんの技に『脚符・ステップラダー』って技があるじゃないですか………あれって何が由来なんですか?」
カゲト「えっと『脚立』を英語にすると『ステップラダー』って言うんだよ。で、脚立って俺は降りるより昇るイメージがあるから、斜め上に五連撃蹴り攻撃にしたってわけ」
レミリア「なるほどね」
レミリア「あれ痛かったのよね~♪」
カゲト「効いた効いた?♪」
レミリア「べ、別に、効いていないわよ!私はカリスマよ!」
カゲト「カリスマよの使い方合ってんのか?………それに『カリスマ』じゃなくて『カリチュマ』だろ?」
レミリア「カリチュマじゃないもん!カリスマよ!」
カゲト「カ~リチュマ、カ~リチュマ、カーリチュマ、カーリチュマ、カーリチュマ、カーリチュマ、カーリチュマ、カーリチュマ、」
レミリア「フラン、カゲトと遊んでこい」
フラン「やったぁー、またおにーちゃーんと遊べる!」
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(カゲトがうるさいので今回はここまで、次回もお楽しみに)
紅魔館メンバー再び
カゲト「はい、始まりました、前回に引き続き影菟、霊夢、魔理沙が休みでツァーーフラァンイダイイダイ!」
レミリア「え~と、コメント届いてよるわよ、霊夢と影菟、兄弟ラブみたい、だそうよ」
カゲト「まぁ、そう捉えるよな、でも筆者として、そう言う設定の方が書きやすかったんダモ」
レミリア「何であんた、たぬ吉みたいな口調なのよ」
カゲト「まぁ、霊夢、影菟がお互いの事をどう思ってるかは分からないからまた今度聞いてみるダモ」
レミリア「次それしたら消すわよ」
フラン「おにーちゃーん!」
カゲト「来るな来るな来るな来るなあってかフランって『おにーちゃーん!』しか言ってなくね?イダイイダイイダイイダイイダイイダイ!だからやめっ美鈴、た、助けてっ」
美鈴「Zzzz … Zzzz 」
カゲト「起きろよ美鈴!イダイイダイイダイイダイ!咲夜助けてっ」
咲夜「お嬢様、紅茶でございます」
カゲト「何やってんだよ!アホメイド!レミリア助けてっ」
レミリア「うむ、上出来だな」
カゲト「紅茶啜ってる場合じゃねぇーーーーー!お前がこいつら連れてきたんだろ!本当だったらあんたと美鈴だけで良かったのによぉー、責任を取れよぉー!」
レミリア「フラン!」
フラン「………はい、お姉様……」
レミリア「カゲトが貴方と遊びたいって」
フラン「本当!やったーーー!」
カゲト「イヤイヤイヤ、そんな事言ってギャーーーー!」
咲夜「では、今回は、ここまでです」
レミリア「また次回もお楽しみにね♪」
フラン「バイバーイ」
カゲト「あーーー!骨がぁーーー!フラン、やめっギャーーーー!」
Episode 18 「 星月と博麗」
影菟「霊夢ーどこだー」
神社を出てから三十分がたつが霊夢はどこにもいない。
影菟「………霊夢………」
俺の視界にうっすらうつる巫女姿、間違いなく霊夢だった。
俺は一気に飛ぶ速度を上げた。
影菟「霊夢………待ってくれ」
霊夢「ついて………来ないで!」
影菟「霊夢…すまなかった………でも!」
霊夢「ついて来ないで!『神技・八方龍殺陣』!」
影菟「でも……くっ!『斬符・エターナルスラッシュ」
二刀流、三十六連OSS 斬符・エターナルスラッシュで放たれる弾幕を斬っていく。
影菟「うらぁーー!」
影菟「霊夢…すまなかった………でも……」
霊夢「………」
影菟「でも………俺は、霊夢を『家族じゃない』何て思った日はない!俺は………『家族』として、『双子』として………霊夢のことが好きなんだ!だから……だから……元の霊夢に戻ってくれ!………えっ?」
俺に霊夢が抱き付いて来た。
霊夢「元の私に何か…戻りたくない」
………ダメだったか………俺の説得力じゃ
影菟「……………」
霊夢「だから……双子なんて設定忘れましょう」
影菟「れ、霊夢?」
読めなかった、霊夢の考えていることが………全く分からなかった。
霊夢「私ね、影菟の事をずっと好きだったの」
影菟「っ」
霊夢「でも………今まで『兄弟』って理由で、好きって言えなかった。……………だから!」
影菟「………」
霊夢「………だから……私の彼氏になって」
影菟「ふぇっ?それってどう言う……んっ(えっ?キス?)」
霊夢「………っとじれったいわね、………影菟、私と付き合って」
影菟(はぁーーー?)
全く予想外だった。抱き付かれた時、不意討ちが来るかもと警戒していた。
__が………「付き合って」なんて言われるのは、予想していなかった。_____でも。
影菟「……………俺で………いいのか?」
霊夢「もうあんたと付き合って決めたの!」
影菟「……ありがとう霊夢……お願いします」
霊夢「ありがとう影菟、………さっきは逃げ出してごめん」
影菟「良いんだ……誰だって逃げるさ、あんなこと言われたら……俺の方こそすまなかった」
霊夢「気にしないで、さっ、帰りましょ、博麗神社、私達の家に」
影菟「ああ、帰ろう、俺達の家に」
霊夢「うん!」