Episode 9 「紅魔館の主」

美鈴「はい…でも…」

ナイトメア「どうしたんだ、美鈴」

美鈴「お嬢様を攻撃するのは、…抵抗が」

轟音と共に金髪の魔法使いが部屋から吹っ飛んできた。

魔理沙「がはっ、はぁ…はぁ…」

影菟「大丈夫か!」

魔理沙「ああ、…それよ…り、霊夢…が…マ…ズ」

影菟「美鈴!」

美鈴「は、はい」

影菟「魔理沙の手当をしてほしい。出来るか、美
鈴」

美鈴「やってみます」

影菟「ナイトメア、いくぞ!」

ナイトメア「ああ」

部屋に入ると予想外の相手が霊夢と戦っていた。

影菟「え?」

ナイトメア「は?」

霊夢と戦っているのは明らかに、小さな女の子だった__が、吸血鬼のような、コウモリのような羽が背中から生えている。

???「獄符・千本の針の山」

霊夢「や、ヤバイ」

霊夢のHP バーを見ると、あと二割しか残っていない、ここで、魔理沙を気絶させたあの一撃が、霊夢のHP バーは吹き飛ぶだろう。
……………そう思った俺は……………

影菟「ナイトメア憑依」

俺は氷の槍を作り出しヤツの攻撃を中断させると、霊夢の前に出た。

霊夢「影菟?どうしてここが?」

影菟「門番さん、いや、俺の仲間が道案内して
くれた……それより霊夢……一旦下がれ、
HPを回復してから………」

言葉につまる…「また来てくれ」…ともいえないので……どうしようか迷っていると……

霊夢「また来るわ」

影菟「…気を付けろよ…いくぞ!ナイトメア」

ナイトメア (ああ、やるぞ)