Episode 13 「二本の剣」
フラン「バイバイ~ーっえ何で?」
俺は右手の黒い剣と左手に白く輝くもう一本の剣を握っていた。
影菟「サンキュー霊夢、魔理沙、……二人の技の威力、この剣にさせてもらった」
霊夢「良いもの創ったわね。後でじっくり見せて」
魔理沙「私にも見せてくれよ」
影菟「分かったよ…………その前に、フランを倒すぞ」
霊夢「ええ」
魔理沙「ああ」
フラン「コノォーーーーーーーーコワレロォーーーーーーーー」
また、俺に向けて四本の剣を『振り回して』来た。………が、二本の剣で弾き返す。
影菟「まずは分身さんをどうにかしないとだな」
魔理沙「どうにかって、どうするんだよ」
影菟「…二人とも、少し離れとけ」
影菟「氷符・フロスト エンド」
俺は白い剣を地面と平行に一振りする__と、水色の波紋が俺を中心に円状に広がっている。
フランの分身が波紋に触れた瞬間、「カキン、カキン」と言う音と共に氷に包まれていく。
フラン「エッ、 コレダケ?」
俺はすぐに黒い剣をさっきと同じ様に一振りした。
すると、漆黒の波紋が円状に広がっていき、氷と共にフランの分身を切り裂いた。
フラン「ウソ!ワタシノブンシンサンガ………コワレチャタ」
魔理沙「マスター」
霊夢「夢想」
影菟「ダークネス」
フランは咄嗟に防御体制をする__が。
魔理沙「スパーク!」
霊夢「封印!」
影菟「フローズン!」
極太のレーザーと大弾幕、二回の衝撃波がフランに直撃した。
霊夢「………ふう、終わった……わね」
魔理沙「終わったな、……よし!帰るぞ、今日、神社に泊めてくれないか?」
霊夢・影菟「「えー」」
魔理沙「頼む!今日だけ」
霊夢「……分かった、分かったから、そんな何かを求める目は止めて」
魔理沙「やったのぜー、一緒に飲もうぜ」
影菟「またかよ、今日は酔うなよ」
俺がそう言った途端、二人が顔がつきそうなくらいに顔を近ずけて来た。
影菟「な、なんだよ」
霊夢「ま、まさか」
魔理沙「き、記憶…が」
影菟「ああ、戻ったよ…………………少しだが」
霊夢「良かった~」
影菟「さあ、帰るぞ、二人とも」
魔理沙「ああ」
霊夢「ええ」